現代社会には、環境、産業、高齢者・障がい者福祉、少子化・子育て支援など様々な問題が散在しています。

ここ数年を見ても、都市部への人口の一極集中と地方からの人口流出による過疎化に歯止めがかかっておらず、仕事を求めて働き世代や子育て世代が都心部で生活するようになり、地方の高齢化が著しく進行しているのが事実です。

地方自治体では、人口減少と高齢化による歳入の減少により、地域の経済、医療や教育格差が今もなお拡大し続けており、悪い言い方をすれば、地方はどんどん住みにくい場所になっています。

これら諸問題は、政府や地方自治体がすべて解決できるものではありません。民間企業や私たち個人のレベルでも対応していかなければならない共通の課題なのです。

ソーシャルデザインに求められるものとは

最近、テレビや新聞などのメディアでソーシャルデザインという言葉をよく目にするようになりました。

ソーシャルデザインを直訳すると社会(=Social)を設計または構想(=design)するとなります。ソーシャルデザインは概念であって、はっきりとした定義があるわけではありません。

日本におけるソーシャルデザインは、平成の時代に芽吹いたといわれており、様々な時代の変化や大規模災害などの経験を経て成熟してきました。

市民団体やボランティアによる災害復興支援活動は、今後も発生するであろう自然災害への対応のあり方を再定義してきました。また、日本でもクラウドファンディングが立ち上がり、金融業界における資金調達の仕組みが再定義されることにもなりました。

この他にもたくさんの既成概念がソーシャルデザインによって再定義されてきました。

私たちは、ソーシャルデザインにおけるデザイン思考の原点はSDGs(持続可能な開発目標)であると考えています。

ソーシャルデザインを推進していく上で大切なことは、持続可能(サスティナブル)な未来を実現するため、社会制度から生活基盤に至るあらゆる社会の構成要素を総合的かつ合理的に再定義(アップデート)していくことと理解できるのではないでしょうか。

これまでの既成概念にとらわれない社会問題へのアクションを通じて、サスティナブルなまちづくりをすること。これがソーシャルデザインに求められるものに対する私たちの考え方です。

Reafnexが目指すもの

個をデザインし、コミュニティをデザインし、地域をデザインする。よりよい社会のあり方を模索して、まったく新しい理想の暮らしを実現させること。

その実現のために、Society 5.0を地方の隅々まで普及させ、テクノロジーの力によって地方の経済発展と社会的課題の解決を両立させ、地方の暮らしをヒューマンセントリックにアップデートして、地方創生を加速させていく。

Reafnexは、そんな理想社会の実現を目指して、地域で頑張っておられるみなさんをITで全力サポートするボランティア活動を展開しています。

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