メディア整理のおすすめプラグイン

この記事では、WordPressのメディアライブラリにアップロードしたファイルの整理に便利なMedia Library Assistantプラグインをご紹介します。

WordPressで固定ページや投稿ページに張り付けるためにアップロードしたイメージ画像ファイルは、通常はメディアライブラリの中でまとめて保存されています。

メディアライブラリ中のイメージ画像ファイルを削除すると、WordPressの固定ページや投稿ページで表示エラーが発生してしまいます。また、固定ページや投稿ページが増えるほどメディアライブラリ内のファイルの整理がどんどん難しくなってしまいます。

そこで、既にたくさんのファイルが登録されているメディアライブラリの中を後からでも簡単に整理できるプラグインをインストールして、メディアライブラリを整理してみましょう。

プラグインのインストールと日本語化

まずは、WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」をたどり、キーワードの検索でMedia Library Assistantと入力して以下のプラグインをインストールします。インストールが完了したら有効化しておきましょう。

Media Library Assistantプラグインのオリジナルは日本語に対応していません。プラグインを日本語化するためには、poeditなどのツールを利用して翻訳ファイルを編集すればよいのですが、結構面倒くさい作業です。

そこで、最低限のワードについて日本語化した翻訳ファイルを作成しました。多少の誤訳はあるかもしれませんが、自己責任の下でご利用いただける方は以下からダウンロードして使ってみてください。

ダウンロードしたzipファイルを展開すると、「media-library-assistant-ja.po」と「media-library-assistant-ja.mo」の2つのファイルがありますので、このファイルをWinSCPなどを使ってサーバにアップロードします。

アップロード先は、<WordPressインストール先>/wp-content/plugins/media-library-assistant/languagesとなります。翻訳ファイルをアップロードしたらWordPress管理画面をリロードしましょう。メニューから「メディア」を選択すると、「カテゴリ」「タグ」「アシスタント」が追加されていることが確認できるでしょう。

これ以降は、日本語の翻訳ファイルを適用した場合の画面状態をもちいて、プラグインの基本的な操作方法を解説していきます。英語のままで使用する場合も参考にはなるかと思います。なお、アップロードした日本語化の翻訳ファイルを削除すれば、もとの英語に戻すこともできます。

メディアのカテゴリを作成する

WordPressの管理画面から「メディア」→「カテゴリ」をたどると、メディアライブラリ内のイメージファイルなどを分類するためのカテゴリを設定する画面に遷移します。

この画面は、投稿ページのカテゴリを設定する画面と同様の構成となっているため、初めてでもスムーズに設定することができるはずですので、細部の説明は省略します。カテゴリは階層構造を持たせることが可能です。

メディアのタグを作成する

次にWordPressの管理画面から「メディア」→「タグ」をたどり、メディアライブラリ内のイメージファイルなどに付けるタグを設定する画面に遷移します。

この画面も、投稿ページのタグを設定する画面とほぼ同様の構成となっているので、必要に応じてタグを設定してみてください。タグはカテゴリと異なり階層構造は持たず、キーワード的な役割で使用することができます。タグは、アイテムに対して複数指定することが可能です。

メディアライブラリをカテゴリで分類してみる

ここからは、実際にメディアライブラリ内のイメージファイルなどをカテゴリで分類する方法について説明します。

WordPressの管理画面から「メディア」→「アシスタント」をたどり、次の設定画面に遷移します。

まずは、「すべてのカテゴリ」から「No カテゴリ」を選択して「絞り込み」ボタンを押して、カテゴリ分類されていないものを絞り込みます。

次に同じカテゴリで分類するアイテムの左側にチェックを付けて、「一括操作」から「編集」を選択して「適用」ボタンを押します。画面に表示されている範囲内のアイテムに対して一括操作することが可能です。ページネーションでページをまたぐ場合の一括操作はできませんので注意してください。

上記の画面から、分類するカテゴリにチェックを付けて、右下の「Update」ボタンを押します。

Completeに処理状況が表示されます。SUCCESSと表示されていればカテゴリ分類が成功したことになります。これで選択した複数のイメージ画像をカテゴリ分類することができました。

カテゴリなどの検索条件を指定して絞り込みを実行することで、探したいイメージ画像などを簡単に検索することができるようになりました。

さらに、どのページで使用されているかについても表示してくれるため、公開中のページのイメージの削除など誤操作の防止にも役立ちます。

また、公開中のページを削除した時などは、不要となったイメージなどをまとめて削除したりすることもできるため、メディアライブラリの整理整頓がしやすくとても便利です。

今回のトライアルでは、既にたくさん登録されているイメージを無料、簡単かつ可能な限り少ない操作で分類することに着目してプラグインを選定しました。

メディアライブラリを整理できるプラグインは、この他にもいくつか存在しますが、Media Library Assistantプラグインは完全無料にもかかわらず一括操作が可能であったり、プラグインの設定画面がWordPressの基本画面とほとんど同じ点において、ユーザビリティがとても高いプラグインと評価することができますね。

メディアライブラリの整理をお考えの方は、ぜひMedia Library Assistantプラグインを使ってみてください。絶対おすすめです。

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